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山小屋日誌


by sakura-yamagoya

木耳(きくらげ)狩り

 今、仕事が一年で一番忙しい時期です。日曜日も仕事をしてきました。
 夕方、久しぶりに山小屋にあがってきました。
 何事もなかったかのように、優しく迎えてくれました。
 ビールを一本飲んで、ゆったりと辺りの景色を眺めました。特に変化はなし。でも、何か変わっている。気がつくまでには至らない、何かの兆しはあるようです。

 いつものように、森を探検。以前紹介した「木耳」の生えている木にやってきました。以前の写真の木耳はみずみずしくぷりんぷりんしていました。今日の木耳は、乾燥が進み、このまま料理をしてもいいのではないかと思うほどのいい感じでした。ポリ袋いっぱいに詰め込んで持って帰りました。現在、さらに乾燥中。本日は、写真でお見せするほどではありませんので、次回、お料理に使用したところをお見せしようと思っています。

 森を出たときに、近くの森の中でガサがさという足音のような獣の気配がするのです。イノシシかしら・・・思わず身構えました。その足音?が、次第に近寄ってくるのです。森が切れて、私の位置までは20メートルもありません。突っ込まれたら、ひとたまりもありません。
 「ウオッ ウオッ」 「ウオッ ウオッ」と、私の方から「威嚇」と「警告」のサインを出します。

 しばらくは膠着状態で、音だけが聞こえます。少しおかしいなと思って、私の方から少し近づいてみました。森の中の動物が反応しました。正体は、「鵯・ひよどり」でした。数羽が、地面の枯れ葉に下りてカサゴソと音を立てては、木の上に、また、下へという行動を繰り返していたようです。一時期は、本当にイノシシの気配だと思いました。こんなことは、よくあることです。イノシシと遭遇するかもしれないという、恐怖は常にあります。その時は、頭と体が同時に反応するようにと意識しています。

         暖かや枯木の影が手をひろぐ     中村汀女
by sakura-yamagoya | 2005-02-27 23:28 | 山小屋日誌