さくら工房326
2005-11-24T04:01:55+09:00
sakura-yamagoya
山小屋日誌
Excite Blog
こちらも さよなら
http://yamagoya.exblog.jp/3702402/
2005-10-31T02:55:28+09:00
2005-11-24T04:01:55+09:00
2005-10-31T02:54:05+09:00
sakura-yamagoya
山小屋日誌
こちらをクリック ⇒「さくら工房326Ⅱ」
「さくら工房326」一年間、購読ありがとうございました。
これをもちまして、終了とさせていただきます。
スコップ博士のご指導により、このブログを立ち上げました。
スコップ博士には、公私ともども、お世話になっております。
まことに感謝しております。
最初は「三日坊主」だけにはならないように、心がけました。
読者の皆さんに助けられながら、235件の記事を書きまくりました。
慣れとは恐ろしいもので、いろんなブログを立ち上げてしまいました。
「漢字牧場326」が109件、その他のブログに約200件、よくもまあ、こんなにおしゃべりをしたものですね。男のオバサンだ。
10月で、このブログに許された「容量」を使い切りました。
さてさて、どうしたものか、思案中!!
ええーーーい 煙に巻いてやるうぅ!!
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さよなら そして ありがとね!
http://yamagoya.exblog.jp/3699479/
2005-10-30T19:33:17+09:00
2005-10-30T20:17:31+09:00
2005-10-30T19:32:17+09:00
sakura-yamagoya
山小屋日誌
河内貯水池の「眼鏡橋」から田代方面に少し行くと「九州民芸村」という観光スポットがあります。
ここでは、ガラス工芸・伝統家具・漆工芸・染色と織りなどの実演と作品の即売が行われています。観光バスを連ねての見学客も来場しているようです。
「九州民芸村」
この民芸村の手前に、私の母親を含めた近所の「ばあさん」連中が「日曜ふれあい市」と銘打って、各自が栽培した季節の野菜を中心に自家製の味噌、共同で開発した「竹わらべ」という乾燥竹の子などを並べています。
母親は、野菜というよりも、漬物などの加工品が得意なようです。梅干・ラッキョウ・奈良漬などを出しています。
母親の「おはぎ」は好評だったようで、遠くからわざわざ来てくださるお客さんもいたようです。
それなのに、それなのに、母親は「大名出勤」を決め込んで、朝10時の開店ぎりぎりに駆け込むということがしばしばでした。メンバーのばあちゃん達はもちろんのこと、お客さんまでまたせることも。こんないい加減な母親ではございますが、お客様にはこよなく愛されていました。また、気まぐれや我が儘にも寛大なお客様に恵まれました。
ばあさんメンバーは、多いときで7名でしたが、病気や用事で、ここ5年くらいの間に、次第に参加者が減り、最後は2人までになってしまいました。
最近、「ふれあい市」の場所を借りている地主さんから「土地が売れたので、立ち退いてほしい」という申し入れがありました。
母親「わかりました」、即答です。しこうして、本日が最後の営業となりました。
本日は、これまでのお客様のご愛顧に感謝して、温かい「ぜんざい」を振る舞うことにしました。
午前中は仕事でしたが、午後から「ふれあい市」へ母親を迎えに行きました。 最後の場面に立ち会えてよかったと思います。
これまで、母親には、人には言えない辛いことや、悲しい時がたくさんあったと思います。
それでも、この「ふれあい市」へ品物を出して、お客さんとの会話の中に、生きがいと楽しみを見出してきたものと信じています。
母親本人には万感の思いがあるにもかかわらず、潔く「終了宣言」をしました。
これまでの14年間、妹と私で分担して母親の送迎をしました。
時間が経ってみれば、あっという間でした。
我が妹よ、これまで、本当にお疲れ様でした。ありがとね。
今日に至るまでの母親の努力に、心から拍手を送りたいと思います。
パチ・パチ !!
雨のこるべったら市のうすれ月 水原秋桜子
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火遊び
http://yamagoya.exblog.jp/3679322/
2005-10-26T10:33:01+09:00
2005-10-27T00:32:43+09:00
2005-10-26T10:32:04+09:00
sakura-yamagoya
山小屋日誌
久しぶりに火を入れてみました。
火の前に「こね座って」、ビール、おいしいねぇ!!
この日は、一度に3つ火を使いました。
左の石窯が、お客に出すパンやピザを焼くものです。
2階で石焼芋ができます。囲みに中に小石が沢山入っています。
右側のそれは、湯沸し専用。
一日の料理や後始末のために沢山のお湯を用意します。
ときとして、このスープ鍋で鶏がらをぐつぐつやるときもあります。
熾(おき)を取り出して、パン生地を入れると、パンも焼けます。
ほれほれ、こんなことになりました。
宮崎地鶏のレッグです。ワイヤーでぶら下げてみました。
2時間ほどかけて焼き上げます。
ときどき、横にあるクヌギのチップを投げ込みます。いい香りがつきます。
はい、仕上げはこれね。
鍋の終わりは、チャンポンにしてみました。
もちろん、「細麺」の「蒸し麺」です。
醤油味ですぅ!
鍋の材料が余ったので、切った野菜などを持ち帰ったところ、
夕飯は「キムチ鍋」・・・待ち構えられていたように、そのまま具材として・・・
という落ちがついていましたぁ。
啄木鳥の木を叩き日を短くす 成瀬桜桃子
*「漢字牧場326」更新しました。見てください。「漢字牧場326」
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ミニ木枯らし
http://yamagoya.exblog.jp/3669559/
2005-10-24T11:47:30+09:00
2005-10-24T11:57:19+09:00
2005-10-24T11:46:35+09:00
sakura-yamagoya
定点観察
秋らしい感じになってきました。
2・3日前から、急に冷え込むようになりました。
山の木々が反応したようです。
毎日見ていると、何の変化もないように思いますが、こうしてみると、季節はうつろいを見せているのですね。
昨日は、風が強かったです。
小屋へ上ろうと、竹切りの現場へさしかかったときに、すぐ横でバタバタという羽音がしました。
山鳩です。ものすごい慌てようでした。風が強かったためか、私の気配に気づかなかったのでしょう。
このところの冷え込みに、一番敏感だった「さくら」です。
今日も、穏やかな秋晴れですが、冬の気配を垣間見た気分でした。
手が顔を撫ずれば鼻の冷たさよ 高浜虚子
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一人鍋
http://yamagoya.exblog.jp/3667164/
2005-10-23T22:57:01+09:00
2005-10-24T00:19:08+09:00
2005-10-23T22:56:03+09:00
sakura-yamagoya
山小屋日誌
今日は、山小屋で一人でした。
スコップ博士が上ってくる予定でしたが、急用が出来て不参加。
スーパーのレジをくぐったところで、博士からメールが・・・
寒くなったので、鍋でもかこもうと思っていました。
久しぶりにゆっくりと、秋の日の一日を過ごしました。
昨日から急に冷え込み始めました。
夕方は、気温12度! 吐く息が白く濁りました。
火の気がないと、我慢できません。
竹を切りつつ、ビールを一本、鍋の用意をしながら、ビールを一本!!
ながら、ビールを一本・・・・・
二人分のビール6本を空けてしまいました。あーあ!
やはり、中が見たいでしょう?!
はいどうぞ!
鶏のぶつ切りでだしをとって、生揚げ・木綿豆腐・白菜・韮の5つ!
それぞれの味が喧嘩をせずに、美味しくいただきました。
鍋がたぎった後は、七輪にのせかえてっと!
沸々と寄せ鍋のもの動き合ふ 浅井意外
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ぎっくり腰
http://yamagoya.exblog.jp/3661417/
2005-10-22T20:23:40+09:00
2005-10-22T20:39:21+09:00
2005-10-22T20:23:30+09:00
sakura-yamagoya
山小屋日誌
をりとりてはらりとおもきすすきかな 飯田蛇笏
☆ 秋の山道を歩いていくと、穂を出して頭を幾分垂れたススキが、路ばたのあちこちに生えている。何気なく手近の一本を手折ってみると、若く潤いのある穂の先が撓(しな)い、「はらり」とした感じの重みが、わたしの手に伝わってくることよ。
<季語> すすき (秋)
この俳句を掲げるために、毎日、薄(すすき)の写真を撮りました。
あまり赤くてはいけない! 真白では軽すぎる。
私は、このくらいの色合いと質感かなと思います。
この俳句を話題にするために、去年から頃合いをはかっていました。
閑話休題。
「ぎっくり腰」のお話を。
いえいえ、私が・・・というわけではありません。
人間は物を手で掴むときに、まず、その対象となる物を目で見てから、頭の中でその重さを計算するそうです。
そして、その重さに相当する「ちから」で、物を掴みあげるそうです。
経験率に基づく「計算」の誤差は小さく、無駄なエネルギーを最小限に留めているようです。
しかし、時としてその「計算」が大きく狂うことがあります。
ここに一枚のブロックがあるとします。
それを持ち上げるために、例の計算をします。
ここで実際の重さよりも、過小に評価したとします。
「小さな力」で、ブロックに向かいます。
そして、持ち上げる途中で「誤差」に気づき、修正行動に移ります。
そのときに、腰に想定外の重さがかかります。
「グキッ」
こんなタイミングで「ぎっくり腰」になるそうです。
以上「ドクター山小屋の経験談」より
すすきの穂の重さを見損なっても、「ぎっくり腰」にはならいでしょうね。
お大事に!!
Commented by 何処吹く風 at 2005-10-07 19:28 x
里山に、一本、金木犀があり、いままさに満開なのですが、なぜか、
香りが、ほとんどないんです。フツーは、あたり一面に香りが漂うので
散歩していて香りが先で、ああ、こんなところに金木犀があるのかと
気づかされるものですよね。我が家のは、花を直接嗅いでみても
ほとんど、香りがしないんです。なぜでしょうね。
このコメントに、ずっと引っかかっていました。
やっと、思い出しました。見つけました。
「何処吹く風」さん、こんなんでいかがでしょうか。
回答にはなっていないかもしれませんが、あしからず。
でも、考えさせられる内容です。
上田三四二 「花に逢う」より
どの花も時期をたがえず咲くのは、当たりまえのこととして慣れてしまっているものの、考えてみるとふしぎというほかはない。桜、れんぎょう、えにしだ、と数えていけばきりがないが、秋になって、木犀ほど木という木に花のいっせいに咲くのも、すくないのじゃないだろうか。
夕方、机をはなれて散歩に出る。以前は勤めの上の遠慮があって、たとえ家にいるときでも、土曜、日曜以外は五時以後ときまっていた。遠慮の解けたいまも、習慣はつづいていて、おおよその時刻に家を出て、日の暮れがはやくなったと泌みて思うころ、そして夕べの風が肌に冷え冷えと感じられてくるころ、ふと、木犀の香をきく。そのときほど、秋の定まったのを覚えるときはない。歩いて行く。すると木犀の香は、道のいずこにも、と言いたいほど、夕闇にせまった外気の其処(そこ)、此処(ここ)に流れている。
春の沈丁花、秋の木犀。この二つは季節の香りの双璧だが、沈丁花が甘く、木犀が爽やかなのも、春、秋の香りにふさわしく、春の宵にきく沈丁花の香りの悩ましさにくらべて、木犀の秋の香りの爽やかさは、これはやはり朝のものであろう。
いっせいに香りたつ木犀を夕べにきくのは、木犀に礼をつくしていないようで、惜しいような、申しわけないような気がする。
朝、近くのポストへ郵便を入れに行く。ポストのそばに一本、金木犀があって、金粒を無数に根方にこぼしながら、枝にもまだ花は多く、木全体が香りの層につつまれている。その層の中に歩み入り、投函する。澄み切った空気のなかで、朝の光が花の香りを濾(こ)して、木犀を朝の花だと思う。
三、四年にもなるだろうか。秋が来て、木犀が咲いても、何故か、その匂いがしなくなった。
私はそれを、わが老いに重ねて、ひどく淋しい気分になったものだ。老いは感覚をにぶくする。匂いには敏感な方であったのに、それも過ぎたのかと、老来が嘆かれたが、罪は私の方だけではなく、花の方にもあったらしい。空気が濁って、郊外地のここもしばしば光化学スモッグの注意報が出るようになって、花に香りがなくなったのである。
そんな事情を知らぬ私は、ひたすら身の一つのこととして、年齢という歳月の思いに胸を締めつけられたのだが、そういう異変のあるなしにかかわりなく、花が歳月の鏡であることにかわりはない。
ことしの木犀の香は、幾年ぶりかで私の感覚にとどいた。排ガスが減ったのだろうか。ついでのことに、香りの回復が、人生というこの私の時間の回収であり得るなら。だが、そんなことはあり得ない。絶対に後戻りがきかないのが、人生というものだから。
ここ過ぎていくたびの秋 木犀の香のこもる空気の層を過(よぎ)りつ
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一人ぼっち
http://yamagoya.exblog.jp/3659693/
2005-10-22T10:45:16+09:00
2005-10-22T10:46:24+09:00
2005-10-22T10:45:07+09:00
sakura-yamagoya
山小屋日誌
11月13日の「望年会」に合わせて、竹炭を焼く予定だそうです。
みんながそろった頃に、仕上げをするのでしょうか。
今日は、そのための準備。
「炭材」を一日かけて、作るそうです。
これまで私が切り倒した竹を利用してもらうことにしました。
今回は、大きな「竹割り器」を持参しています。
これですと、大きな竹の筒を、一度で6分割できるそうです。
作業もスムーズに捗ることでしょう。
先ほどまで、ご一緒しましたが、仕事に出かけるために下りてきました。
夕方まで、炭材の製作に勤しむそうです。
安全な作業になりますように。
カラスやキツツキが話し相手になってくれるでしょう。
小屋の横のクヌギの木から、しきりに団栗(どんぐり)が落ちてきます。
どんぐりを手に炭くさき人に逢ふ 長谷 岳
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チェーンソーと鋸(のこぎり)
http://yamagoya.exblog.jp/3655197/
2005-10-21T10:54:06+09:00
2005-10-22T00:00:16+09:00
2005-10-21T10:54:02+09:00
sakura-yamagoya
山小屋日誌
現在、竹林の整理を続行中です。
チェーンソーで竹を切ると、早くて体力的にもずいぶん楽です。
特に、切り株の始末が楽です。
現在は、「竹きり」専用のチェーンが開発されて、作業効率がいいようです。
チェーンソーには、燃料のガソリン以外に、チェーンを保護するために「チェーンソー・オイル」が必要です。チェーンソー・オイルは、潤滑油ですので、チェーンが回転すると排出されるようになっています。その油は、竹林に撒き散らしていることになります。
チェーンソー・オイルを機械に注入しているときに、はたと、そのことが頭に浮かびました。そして、これまで撒き散らしていたオイルを竹が吸収して、竹の子や竹炭に反映されるのではないかと思うと、恐ろしくなってきました。
それ以来、竹は「鋸・のこぎり」で切ることにしました。
作業効率は、格段にさがります。しかし、安心感は、高まります。
人の口に入るものを生産すると言うことを忘れて、作業効率を優先したことを反省しました。
竹林の整理が進むにつれて、竹の「切り株」の数もたくさん出てきました。
これらは、パンを焼くための燃料として最適です。
荷い籠(にないかご)の高さに合わせて、40~50センチに切りそろえます。
それを籠に詰めて、担ぎ下ろします。
自宅上の「パン小屋」まで運び、鉈(なた)で、二つに割ります。
それを井桁に組んで、乾燥させます。
10回担いで、パン1窯分くらいの見当でしょうか。
安全でおいしいパンを焼きたいですね。
そぞろ寒茄子の白きをちぎりけり 島田九万字]]>
ピストル軒
http://yamagoya.exblog.jp/3654842/
2005-10-21T08:38:06+09:00
2005-10-21T08:37:22+09:00
2005-10-21T08:37:22+09:00
sakura-yamagoya
山小屋日誌
「チャンポン」と頼んだら、3分くらいで出てきます。
お水を一口、飲んでテレビを見るともなし、ぼんやりとしていると、
「はい、お待ちぃ」と、台の上にポン!
野菜の中に「太麺」が隠れています。野菜を掘って探さないと出てきません。
食べても、食べても野菜が減りません。
スープは、豚骨で濃厚、若干の臭みがあります。
野菜から出てくる「甘味」とあいまって、おいしいです。
若松の「二島・ふたじま」というところにあります。
お店は繁盛してしています。
近くに「ラーメン御殿」と呼ばれる立派なマンションを建てています。
屋号は「台宝軒」といいます。
ここから「出前」をとると、注文の電話を切ったら、バイクの音が聞こえるほど速くやってくるので、同僚が「台宝(大砲)軒じゃなくて、ピストル軒じゃー」と言って、みんなで笑ったことです。
猿酒か顔をうったる雫(しずく)あり 阿波野青畝
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南のくにから・・・
http://yamagoya.exblog.jp/3646256/
2005-10-19T14:41:14+09:00
2005-10-19T14:42:52+09:00
2005-10-19T14:40:20+09:00
sakura-yamagoya
山小屋日誌
黄櫨(はぜ)の木が、赤くなり始めました。
朱色です。
定点観察の木です。
黄櫨は「ウルシ科」に属するのですね。
それで、かぶれる人もいるわけですね。
日中は、汗ばむほどの暑さですが、夜半にかけて、ぐんと冷え込むようになりました。
気温の日格差が大きくなると、木々は紅葉し始めるそうです。
私の周りは、ほとんどが常緑樹です。
一年中、緑をしていますが、さすがに冬になると、茶色が目立つようになります。
黄櫨の実です。
これから「蝋・ろう」がとれます。
勉強して、「和蝋燭・わろうそく」を作ってみようかしら。
それを、竹の筒に入れたらいいだろうな。
黄櫨からとれた蝋は「ジャパン・ワックス」と」呼ばれ、西洋では人気があったそうです。
考えたこともなかったのですが、西洋蝋燭は何が原材料なのでしょうか。
ご存知の方は、ご教授ください。
唐突ですが、「ジャパン・ワックス」がでてきたついでに
① japan ② china
という、英単語の意味をご存知ですか。
えっ? 「日本」と「中国」だろうが!?
はい、よく見てください。
「 j 」と」「 c 」が小文字ですよ。
①は、「漆・うるし」 ②は、「陶磁器」を意味します。
古く、日本は漆を中国は陶磁器を輸出していました。
それにちなんで、こんな単語ができたようです。
採るほどの実もなき櫨や大根掛く 田中国士英
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・・・終わって 日が暮れて!!
http://yamagoya.exblog.jp/3632442/
2005-10-16T21:50:40+09:00
2005-10-16T21:49:54+09:00
2005-10-16T21:48:42+09:00
sakura-yamagoya
山小屋日誌
「戦い終わって、日が暮れて」という本がありました。(佐藤愛子)
今日も、戦ってまいりました。
鋸の刃がやられてしまいました。2箇所刃が欠けました。
1枚の鋸で、100本くらいが限界でしょうね。
作業には、同じ種類の2本の鋸を使用します。
古いほうを「本体」の伐採に使用します。(刃が欠けても惜しくないように)
新しい方は、穂先の切断に使います。
これをローテーションします。
ですから、今日は作業の途中で、ポジションの変更がありました。
どちらも、現在のところ良く切れます。
森の再生作業は、一番ややこしいところに差し掛かりました。
木立の枝の間に立っている大きな竹を切り倒す作業です。
一人では、トラブルが起きたときには対処できない場合が想定されます。
それで、本丸の「堀」を埋める作業をしました。
森の外回りの大きな竹から切る作業です。
出来るだけスペースを確保して、森の中の竹が倒れやすいようにするのです。
まだまだ、作業はつづきます。
来年の3月までには、あらかた作業を終わらせたいと思っています。
だれかお手伝いをしてくれませんか。
パンやピザを、お礼に焼きますけどぉ!?
さて、写真は私の部屋からの風景です。
ここのポジションは気に入っています。
季節や時間で、いろんな表情を見せてくれます。
伐りし竹青さまさりて横たはる 右城暮石
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もうすぐ
http://yamagoya.exblog.jp/3628392/
2005-10-16T00:17:02+09:00
2005-10-16T00:23:10+09:00
2005-10-16T00:16:13+09:00
sakura-yamagoya
山小屋日誌
どきっとしましたぁ?!
写真の「ディスプレイ」が、とうとう成仏いたしました。
「享年 9歳」
息子が愛着をこめて作った「位牌」です。戒名はありませぬ。
息子が、お小遣いをこつこつと貯めて買ったものです。
よくもまあ、こんなに長生きしてと、感心してしまいます。
これまで騒いでいた、「コンピュータの調子が・・」というのは、すべて解消されました。
新しいディスプレイがやってきました。
これまでのすべてのデータが確保できました。
みなさま、ご心配かけました。
メールと写真に不安を抱えていましたが、これまでどおりやれそうです。
先日の「イッちゃん」のことは、胸がふさがれる思いをしましたが、
今回のディスプレイ君は、にこやかに見送ってあげられそうです。
これまで、ありがとね。
あなたのお陰で、たくさんの人と出会えたよ!!
感謝と黙祷!!
さびしくて淋しき月を見に出づる 橋本花風
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道連れ Ⅱ
http://yamagoya.exblog.jp/3623608/
2005-10-15T00:09:38+09:00
2005-10-15T00:08:24+09:00
2005-10-15T00:08:24+09:00
sakura-yamagoya
未分類
竹を切るときに心がけていることがあります。
鋸の刃を入れる前に、その竹に対して「(命を)いただきます」と声をかけるようにしています。勝手に切り倒す人間のせめてもの気持ちです。
竹を切っていると、いろんなことに出遭ったり、考えたりします。
今日は、そのほんの一部を。(本当に「一部」なんだからぁ)
多くの竹は、切られるときに、素直に思い通りのところに倒れてくれます。
しかし、中には、こちらの言うことをきいてくれない竹もいます。
普通の竹は節がまっすぐに空に向かっています。でも、その節が「波状」になっているものもあります。この竹が一番厄介です。
鋸の刃を入れると、曲がっているので竹のバランスが崩れて、鋸の刃を押さえつけてしまって、にっちもさっちもいかなくなってしまいます。ひどい場合は、鋸の刃がパアになってしまいます。警戒しながらやるのですが、刃が欠けたり、鋸の刃全体が波打って曲がってしまう被害が出ます。
往生際の悪い竹もいます。
すっと伸びて、くせのない竹に見えても、倒れる際に、隣の木や竹にしがみついて、いつまでも地上に落ちてこない竹もあります。
一人で作業をしているので、こんなときは手間と力がいります。
直径が20cmも超そうかという大きな竹でですが、倒してみると「穂先」のないものが結構あります。
これは競合する隣の「木」との鬩(せめ)ぎ合い の中で、「竹の子」の若いうちに、木の枝の下に位置して押さえつけられて、ペキリと折れたり、木の枝がしなり「ムチ」のようになり、穂先を打ち落とされたりとかで、こうなったのだと考えられます。
強そうに見える大きな竹に、生存競争の傷跡と厳しさを見せ付けられた思いがします。
こうした竹の最期を見届けていると、自分の周りの人間に置き換えてみたくなることもあります。(勿論、自分のことは棚に上げております。)
往生際の悪い者・潔い者・言い訳をする者・正直な者・責任転嫁をする者などなど・・・
写真は、奥に横たわっている竹が、手前の椎の木を倒れる際に「道連れ」にしたものです。
何かとコメントは、いたしますまい。
竹を伐る斧の三打にあやまたず 大竹きみ江
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道連れ Ⅰ
http://yamagoya.exblog.jp/3619188/
2005-10-14T00:52:48+09:00
2005-10-14T00:57:25+09:00
2005-10-14T00:52:39+09:00
sakura-yamagoya
山小屋日誌
ここが現場です。
小屋の下、イノシシの檻があるところです。
一見「竹林」に見えますが、もともとは、椿やクヌギやタブなどが自生する雑木林です。
長い間、人間の手が入らなかったために、竹にすっかり席巻されてしまいました。
このたび、思いついて、この森を再生させることにしました。
9月から始めましたが、このごろやっと「森かな?」というところまでなってきました。
7月・8月は仕事の関係で、ほとんど山へは上がることが出来ませんでした。
9月になり、涼しくなってから作業をしようと思っていましたが、なかなか涼しくなってくれませんでした。
それでも、何度か作業をしました。
9月、最初の作業をした日は、下りるときに太腿の上部が硬直して、例の階段を下りるのが一苦労でした。足がつりそうなるし、さんざんな一日でした。
さらにその後の3日間は、腿が痛くて仕方がありませんでした。
こんな経験をしましたから、次に山小屋へ上がるまで、時間がかかりました。
やはり、続けないと体はすぐに鈍(なま)ってしまいますね。
それから、蚊の大群が押し寄せてきます。これが半端ではありません。
休憩で座り込むと、何処で控えていたんだと、質問したいほど近寄ってきます。
手当たり次第に「パン」っとやると、4・5匹は手のひらの下でつぶれています。
ですから、休憩などしてはおれません。かえって、作業をしていたほうがいらいらしません。
一本の竹を始末するまで
① 伐採する竹を決める。倒す方向を決める。
② 地表から40センチくらい所から、鋸(のこぎり)で切り始める。
③ ある程度切り進んだら、決めた方向に倒れるように調整する。
(これは、経験と勘が必要)
希望しない方向に竹が倒れた場合は、予定の時間の2・3倍の時間と労力がかかる。
④ 倒れる寸前に鋸を投げ、切断した竹の本体の一番下(切断面)を手で持ち上げ、予定の場所まで担いで「走る」(ここは、力がいる)竹を引いて処理場まで運ぶ。
(1本が、10~30㌔くらいある。竹は意外に重い)
⑤ 処理場に置いてある別の「鋸」を取り上げて、炭にする大きな部分の「本体」とそうでない「端材」とに切り分ける。
⑥ 端材は約100㎝に切断し、それを積み上げていく。
(立っている竹と竹の隙間に押し込む)
⑦ 本体を蓄竹場へ運ぶ。
⑧ 切り倒した竹の切り株を地表ぎりぎりで切り離す。
(この作業は、「無呼吸」でやる。息を止めての作業だから、大きな竹のときは、きつい。この作業が一番きつく感じるときもある)
⑨ 切り離した切り株を集約する。
⑩ 1本の処理に要する時間⇒5分~10分 1時間、平均13本
作業は、遅々として進まず!!
一日や竹伐る響竹山に 松本たかし
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心残り
http://yamagoya.exblog.jp/3615610/
2005-10-13T11:14:11+09:00
2005-10-13T11:19:39+09:00
2005-10-13T11:13:23+09:00
sakura-yamagoya
山小屋日誌
竹林の整理が一段落して、小屋の前のテーブルに座って、昼ごはんにしようかなと思っていたときでした。
すぐ下の炭焼き小屋の方から、ガサゴソと人の気配がするのです。山の上のほうから訪ねてくる予定の人はいません。
一瞬、イノシシかなと思いましたが、やはり「人」の繰り出すリズムです。
見てみますと、スカートをはいたおばあさんが、草をよけつつおりてくる姿を認めました。
何かを採るために山の中へ入ったのかしらと思いました。左手にはスーパーの買い物袋を提げています。その袋には何かがぎっしりと詰まっているらしく、ぷっくりとしています。足取りはしっかりしています。
声をかけてみますと、そのおばあさんは完全に方向感覚を失っていました。
とりあえず、小屋のテーブルまで連れて行き、冷たい麦茶を振る舞いながら、話の続きを促しました。
よほど喉が渇いていたのでしょう、こちらの了解を待たずに水筒から2杯目の麦茶をグラスに注ぎます。くーっと飲み干して、人心地がついたのでしょうか、少しずつ話が始まりました。
そのおばあさんは、ブラウスにスカート姿、何か足らないなと思っていたら、「バッグ」を下げていないのです。
おばあさんは自宅から道路に落ちている「タバコの吸殻」を拾って回っていたそうです。夢中でやっているうちに、皿倉山に通じる道に入り込み、迷ってしまったようです。
小さな買い物袋ですが、沢山の吸殻が入っていました。
毎日のように、吸殻を拾って回っているそうです。
そんな話を聞いて、頭が下がる思いでした。
よく考えてみると、私たちの生活はこうした人たちの善意に支えられているのですね。 街や山がきれいに保たれているのは、「誰か」が私たちの知らないところで、きれいにしてくれているのですね。決して自然にそうなったわけではありませんよね。私たちは、そのことを忘れがちですね。というよりも、気づいていませんよね。
ひとしきり、おばあさんの話を聞いた後、「それじゃあ、その袋は私が預かりましょう。あとで自宅まで持って下りますから。」と提案し、小屋の中の大きなゴミ袋に入れました。
一度はこの申し出に同意したおばあさんでしたが、そのあとすぐに撤回します。
「・・・嫁にも見せないけんしぃ、帰りがけにも吸殻を拾うしぃ・・・」と言って、大きな袋の中から、自分の袋を抜き取ります。
すでに、ひ孫も数人いるそうですが、自分の一日の所在確認をお嫁さんにしなければならない様子でした。家族に迎えに来てもらえるかと、きいたところ、仕事で無理、これから歩いて帰るということでした。
バス道路に通じる道まで案内しました。
バスちんもないとのことでした。(わたしも・・)
私の予想では、それから1時間以上は歩くことになるでしょう。
無事に帰宅することを祈るばかりでした。
小屋まで戻ってから、「梨」をむいて冷やしていたものがあったことに気づきました。
せめて喉が渇いたらこれを食べてもらえばよかったと、心残りに思ったことでした。
咄嗟(とっさ)のときに、思いつかない自分がちょっと悲しかったかな。
突然、感動と心残りをおいていってくれた「珍客」でした。
梨の味別るる人に淡きかな 高橋淡路女
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